こんにちは、コンパスで円を描くことに成功したさいほうへいきです!
突然ですが、皆さんはガウスをご存知ですか?
ちょっと前にアンケートをいろんなところで取ってみたんですが、思ってたより知らない人が多いですね。だいたい一割くらいしか知ってる人がいなくてビックリしました。教科書とかにも載ってると思うんですけど……。
それはさておき、ガウスのフルネームは『ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス』。かなり長い名前ですが、今回はこの名前について、それぞれの部分の役割を紹介しつつ解説していこうと思います!
そもそもガウスって誰?
思った以上にガウスを知らない人が多かったので、ここにガウスについての簡単な解説を差し込ませてもらいます。
ガウスは、数学史上最高の天才の一人として知られるすごい人です!
有名な逸話ですが、小学校で『1+2+3+……+100』を計算しろと言われたとき、『50×101=5050』という風に一瞬で答えを弾き出した、というものがあります。つまり、わずか小学校にして等差数列の和の算出方法を独自に導いていたというわけですね。
他にも積分や素数に関するいろいろを、まだ子供であったにも関わらず自分で考え出していたんです! すごい。
その後は紆余曲折ありつつもさまざまな数学の研究を続け、図形や複素数論などの分野で、さまざまな業績を残しています。
名前を分解
日本では普通『ガウス』とだけ呼ばれますが、実は彼のフルネーム『ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス』には、当時のドイツ人の命名文化が色濃く反映されています!
今回は、日本人の名前と比較しながら、その『ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス』という名前がそれぞれ何を意味しているのか見ていきましょう!
日本人の名前に置き換えるとどうなる?
まず、日本人の名前は一般に『苗字+名』という構造です。
例えば『田中太郎』であれば、苗字が『田中』で名前が『太郎』といった形ですね。
一方、ガウスの本名は『Johann Carl Friedrich Gauß』となっています。名前と苗字のほかに、あとふたつあります。
これを分解すると、
- ヨハン:洗礼名
- カール:個人名その1
- フリードリヒ:個人名その2
- ガウス:姓
となります。
実際にはJohann・Carl・Friedrichはいずれも名ですが、当時はJohannが形式的な洗礼名として扱われることも多かったため、ここでは分かりやすく区別して説明します。
つまり、日本人の感覚で言えば、『山田・太郎・一郎・鱟翁』のように、名前が三つ並んでいるイメージです。
もっとも、これは当時のドイツの名前文化が深く関わってくるため、一概にそういう風にまとめるのも雑すぎますかね。なのであくまでだいたいそんな感じ、というアバウトな例としてこれを挙げたことを明記しておきます。
洗礼名
Johann(ヨハン)は、聖書に由来する非常に一般的な男性名です!
当時のドイツでは、多くの男性が『ヨハン』を含む名前を持っていました。
有名どころだと、ヨハン・セバスティアン・バッハなどがいます。あの音楽家ですね。
もっとも、日常生活でみんながみんなヨハンくんと呼ばれていたわけではなく、形式的な洗礼名として使われる場合もありました。
個人名
Carl(カール)は古ゲルマン語で『自由な人』という意味。また、Friedrich(フリードリヒ)は『平和による統治者』という意味で、どちらもよく見られる名前でした。
これらは個人名で、洗礼名ではなくカール・フリードリヒ・ガウス個人を指す名前です。日本人で言うなら太郎にあたる部分ですね。
実際、論文などでも『カール・フリードリヒ・ガウス』と呼ばれることが多かったようです。
ガウスは苗字ですから、彼にとっての実質的な呼び名は、『カール・フリードリヒ』だったわけです!
もちろん名前をすべて呼ぶ場合や、ガウスさんと呼ばれることもあったでしょうから、一概にすべてこれだったとは言い切れませんが。
姓
最後のGauß(ガウス)は姓、つまり苗字です。
ドイツ語でちょこちょこ出てくる文字『ß』は『ss』と同じ発音を表す文字なので、アルファベットにするとGaussですね。
ここはなんでか知りませんが、ニュートンやアインシュタインのように有名人は名字で呼ばれることが多いので、教科書などでもガウスと呼ばれることが多いです!
彼の名前を冠したものも、ガウス分布やガウス記号など、ガウスをつけたものがほとんどですね!
まとめ
というわけで、今回はヨハン・カール・フリードリヒ・ガウスの名前について、当時のドイツの名前文化なども見ていきつつ解説しました!
日本人からしてみれば苗字と名前のふたつが一般的ですが、海外にはそれぞれのさまざまな名前文化があるんですね。
では、次回の記事でもよろしくお願いします!
さいほうへいきでした。




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