ケツテカの秘宝の1つが「タマゴーア山」にあると知ったカワイソス達はそこへ向かうべく、ブレイバーモールで準備をしていた…
トレル「イルシャン、なにやら支度をしているようですが… これからどこへ向かうのですか?」
イル「あぁ、トレルさん。僕とカワイソスはこれから”タマゴーア山”へ冒険してくる。山だからな… ある程度の登山グッズは必要なはずだ。」
トレル「タマゴーア山ですか、確かあそこはタスケット文明にゆかりがある場所… ということはケツテカの秘宝のヒントを掴めたということですね?」
イル「詳しいな… なんか考古学とか勉強してたりするんですか?」
トレル「…昔はしていましたよ。」
タマゴーア山の情報についてイルシャンと酒場のオーナートレル語っていると、カワイソスとボム兵が支度を終えてやってきたようだ。それはもう… バカデカいリュックを背負って。
カワ「待たせたな!色々詰め込むのに時間かかっちまって悪ィな。」
イル「カワイソス!やっと準備が終わっ… ちょっ!デカすぎないかその荷物!?」
カワ「これから山に行くんだろ?だから弁当に300円以内のお菓子!それから水筒、殺虫剤、ハンカチ、ティッシュ、医療キット、アサルトライフル、ショックウェーブグレネード… あと寝てるボム兵も!いっぱい入ってるぞ。“備えあれば嬉しいな!”って言うだろ?」
イル「なんか変なの入ってる気がする… いやいや、後半必要ないだろ!僕達は遠足に行くんじゃなくて危険な遺跡に行くんだぞ。そんな荷物背負ったら重すぎて動けないじゃないか!」
カワ「まだまだ軽いぞ?物資はいっぱいあった方がいいからな!ハッハッハ!」
イル「本当に大丈夫かなぁ…」
トレル「賑やかな人が仲間になりましたね。イルシャンに仲間が出来て光栄です。」
イル(仲間ができたのは嬉しいけど… この先が思いやられるなぁ…)
3人は準備を終え、いよいよ出発の時だ。グラウミスは「俺様は情報提供だけしてやった。見つけるのはお前ら3人で頑張るんだな!健闘を祈るぞ。ガッハッハ!」と言い残してこの冒険には着いてこずに離脱した。タマゴーア山ではどんな試練が待ち構えているのか!?この先に眠る「陳山の槍」とは!?
カワ「さぁ、出発だ!」

デカイ荷物を持ってブレイバーモールを飛び出し、カワイカーでタマゴーア山のふもとに到着。車で移動できるのはこのふもとの登山道入口にある建物までなので、ここからは徒歩で行くことにした。まずは登山道を進んでいって、途中で外れて川を調査する。
タスケット文明はエジプト文明のように、川の付近に都を立て、暮らす文化があった。これはタスケット文明の王「タスケタイン」の偉業にまつわる習わしである。そこにヒントが隠されているかもしれない。
イル「ほらみろ、この川の付近は木片や石の積まれた跡があちらこちらにある。タスケット文明はかつてここを拠点として暮らしていたようだな… カワイソス、そっちはどうだ?」
カワ「スゥゥゥゥゥゥゥゥ 空気美味しいぜ〜!ほらボム兵出てこい!」
兵「パカッ 着いたッスか? うんうん… 山の空気ッス〜!」
イ「…君たち、ここに何しに来たかわかってるのか…?」
と、呆れたイルシャンがカワイソスに聞くと、カワイソスは誇らしげに
カワ「もちろん!ケツテカの秘宝を探しに来た!」
と答える。
イル「わかってるじゃないか… 一刻も早く珍山の槍を見つけて僕たちの物にしないと…」
カワ「…何で焦ってるんだ?」
イル「こうしてる間に他のトレジャーハンターが見つけ出すかもしれない… ケツテカの秘宝は必ず手に入れなくては…」
カワ「別に焦らなくてもいいんじゃねぇか?グラウミスくらいしかこの情報知ってねぇんだし、それに集中しすぎちゃ大事な物も見落とすかもしれんぞ?」
イル「それは…」
兵「そうッスよ。ここは空気もおいしいし上品な川の流れる音もある。ここらでご飯でも食べるッス!リラックスして元気が出るッスよ!」
といい、カワイソスが持ってきた大容量リュックから3人分の弁当と水を取り出した。
カワ「ほら食えよ。もう昼だぞ?腹が減ってはオールスターは出来ぬって言うしな。」
イルシャンは何故か、誰よりも早く珍山の槍を見つけようとしていて焦っているように見える。それは何故か分からないが、何かイルシャンにしか分からないことでもあるのだろう。
イルシャンは「僕は別に…」と断ろうとするが、体は正直。イルシャンの腹が鳴り、カワイソスとボム兵はかすかに微笑んだ。
カワ「腹減ってんじゃねぇか!俺のもうちょっとやるよ。」
イル「…わかった。 今はしっかり食べて力を蓄えることにするよ。」
兵「これぞピクニックッス!」
3人は川の近くの石を積まれた建築のような場所に腰掛け、弁当を食べた。野外の食事は心と腹が満たされる。カワイソスはこれがしたかったのかもしれない。イルシャンも最初は焦っていたが、みんなと何の変哲もない雑談をしているうちに、徐々に穏やかになっていった。
カワ「そういや”タコさんウインナー”はあるのに”イカさんウインナー”って全然ないよな?イカだって美味しいのに。」
兵「触手10本は気持ち悪いッス。8本のタコの方が適任だからッス。」
カワ「お前イカに恨みでもあるんか…?」
イル「…ふふっ 」
兵「イルシャン今笑ったッスか!?さてはゲソニストの会員ッスか!?敵!許せないッス!」
イル「いやいや、君たちの会話が面白くてね… ちょっと元気が出てきたよ。」
イルシャンはついにこのバカ2人の話で微笑んでしまった。楽しんでもらえたというか、バカに毒されたというか…
カワ「それにしてもこれうめぇな弁当。さすがもっとボットだ。うおっ!?」
突然、カワイソスが椅子代わりにしているから転げ落ちた。
イル「ちょっカワイソス!?」
兵「大丈夫ッスか〜?」
カワ「痛えなぁ… でも幸い弁当は無事だ。食える食える!」
背中の痛みなんか無視して転びながら残りの弁当を食べ始めた。
カワ「ごちそうさん!うまかったぜ。 それにしても… なんかこの石の床涼しいな。外は風吹いてないのに、ここだけそよ風が吹いてるような感じ… もしかしてタスケットのパワーストーンってやつか?」
カワイソスは転んだ場所にある不思議な床を発見。どうやらここだけ少し涼しいらしい…
兵「ちょっと気になるッス。 …本当ッス。 なんかここだけ涼しいッス。」
イル「涼しい…? ちょっと待て、その床を見せてもらえるか?」
…
イル「…なるほど。こういうことだ。」
といい、イルシャンはその床の前でしゃがみ込んだ。何してんだこいつと思った矢先、なんとイルシャンは床の石を持ち上げどかした。なんと…隠されていた通路を発見した!
イル「カワイソス、隠し通路だ!手柄を立てたな。」
カワ「マジかよ。てかどうやってこんなの気づいたんだ?」
イル「さっき”涼しい”って言ってたな?地下の冷たい空気が置かれていた石のパネルの隙間から漏れてたんだろう。」

イル(まさかこんな寄り道が次へ進む鍵になるとは… カワイソス、これを見越してたのか? いやたまたまだな)
カワ「よーし!そうとなれば行くぞ!」
兵「ちょっと待ってッス!また弁当食べきってないッス!」
カワ「あそうだ忘れてた。じゃあ食べてから行こう!」
3人は弁当を食べ、準備をしてから隠し通路を進む…
通路内は石造りであり、涼しい。物語序盤の「遺跡」感漂ってワクワクしてきた。この先に求めていた珍山の槍はあるのか?それとも試練が待ち受けているのか…?
兵「それにしても暗いッスな〜 灯りが一切ないッス。」
カワ「イルシャンがランプを持ってきてて良かったぜ。」
イル「なんで君はあんな大きいリュックにランプの一つも入れなかったんだ…? 絶対ショックウェーブグレネードとか使わないだろ…」
カワ「武器いっぱい持ってきて収まらなかった!」
イル「君ってやつは… ん?ちょっと待て、何か光が見えてきた。」
カワ「ほんとだ。あれは松明の光か…?」
兵「行ってみるッス!」
3人は通路の奥に松明の光を見つけた。勇気を出しながらおそるおそるその先へ行くと…

なんと、巨大な扉だった!
カワ「デカすぎだろ…」
兵「こんな扉、見た事ないッス… 圧巻ッスな…」
イル「おそらくタスケット文明の建築だろう。それにしても想像以上に大きい建造だな…」
イルシャンはタスケット文明の巨大扉を触ったりして、扉にどういうものが刻まれているかを見ている。カワイソスとボム兵はそのデカさに圧倒され、1分くらい立ち止まっていた。
イル「…扉に文字を見つけた。タスケット文明で使用されている文字”タスケン文字”だ。解読してみよう。」
カワ「イルシャン、読めるのか?」
イル「これくらいは勉強している。ふむふむ…」
この先「タスケタ遺跡」近くに川無いもの、通るべからず。さもなくば制圧大臣”コジンジョー・ホーが制裁を下す。
イル「って書いてるよ。」
兵「ここ通ったらシバかれるッスか!?嫌ッス!絶対通りたくないッス〜!」
イル「こらボム兵、ここまで来て撤退する訳にはいかないだろう?それに古代の遺跡だぞ?そのコジンジョー・ホーって奴はとっくに死んでいる。」
兵「それなら良かったッス…」
カワ「イルシャン、本当にここに珍山の槍はあるんだな?」
イル「グラウミスの情報が間違ってなきゃここだ。珍山の槍の呪いを封印するにはうってつけの場所。みんな、準備はいいか?」
兵「オイラは万全ッス!カワイソスさんは?」
カワ「おう!いいぜ。色んなもん持ったからな!」
イル「なら良かった… よし行こう!」
イルシャンは、大きな扉を恐る恐る開け、奥の真っ暗な闇を確認する。何も見えないが、心の中にある「勇気」が希望への道を照らしてくれる。この先に何があるのか?3人はタスケタ遺跡の中へ入っていく…
カワ「おじゃましま〜す!!!」
イル「ちょっ、大声で挨拶しながら入るな!バカ!」

