ある建物に残されたメモ帳

フィクション

さっき、ご飯を食べていたんだ。
ごく普通のお昼ご飯。
それを食べ進めていた時…

突然、外から大きな音がなった。
爆発音、みたいな。

その時は「ただのガキのいたずらかなんかだろ。」って思ったね。
でも違った。

それから少しして、街全体に放送みたいなのが流れたんだ。
何やら35m程のサイズのでかい人型ウォータークーラーが暴れてるって。
避難しろだとさ。
「どうせなんかの冗談だろ?」って思ったさ。
でもそう思った途端、どこかで爆発が起きて…
またどこかで爆発が起きて
そのまたどこかで…

一瞬、窓の方になにか写った気がしたんだ。
咄嗟に隠れて、窓を覗いてみた。

ウォータークーラーのシルエットだった。
すげー焦った。
死も覚悟したね。

でも…
そいつは俺の家を無視して何処かに行った。
あいつは気づいてなかったみたいだ。
というか、そもそもあいつは人間を襲わないやつなのかもしれない。

このメモ見つけたやつ。

デカい人型ウォータークーラー見かけても焦らなくていいぞ。

なぜなら、あいつらは人間を襲わな

[メモはここで途切れている…]

※これはフィクションです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました