カワイソスとボム兵は無事、試験に合格し「トレジャーハンター」としての第1歩を踏み出した。早速「ケツテカの秘宝」について情報を得るため、”裏の世界”ブレイバーモールのオーナートレルさんの提案で、イルシャンの隣の席に座ってる人に話しかけようとしたが…
今、変なやつに絡まれている。
???「イルシャーン!会いたかったぜ〜 トレジャーハンター生活はどうだ?」
イル(よりにもよって一番出会いたくないヤツとカウンター席で出会ってしまった…!)
???「俺さ、最近洞窟で金品発掘してきたんだよ!今度それあげるから俺と遊びに行かね?」
イル「はいはい、僕はそういうのいいから…」
めっちゃイルシャンを口説いてるヤツは誰だ…?やっと気づいたカワイソスはイルシャンになんなのか聞く。
カワ「ん?イルシャン、そこにいるのは誰だ?知り合いか?」
イル「知り合いだと? …こいつはグラウミス、僕の”うるさい”先輩さ…」
彼の名は「グラウミス」 イルシャンがトレジャーハンター試験の時に同行した先輩で、豪快にお宝を奪う荒くれ者のトレジャーハンターグループ「カウストライカー」のリーダー。

ただ、こいつはちょっと口達者でうるさく、周りから避けられるようなこともしばしば。特にイルシャン。
グラウ「…おいイルシャン そこにいる男は誰だ?」
イル「あぁ、彼は最近トレジャーハンターになったカワイソスだよ。話すなら彼としてくれ… 」
グラウ「ふーん…」
グラウミスはカワイソスの方へと向かっていく。
カワ「…ん? あ、俺か 俺はカワイ…」
グラウ「カワイソスとかいったな… 今すぐ家に帰って寝てた方いいぞオイ!トレジャーハンターは甘くないからな!ガッハッハ!」
カワ(はぁ!?なんやこいつ、初対面でこの態度かよ!)
カワ「おいやんのかゴルァ!舐めたらしばくぞ!」
グラウ「お前みたいな筋肉のないへなちょこがこの危険なトレジャーハンター業界で生きていけると思うか? 笑わせてくれるわ!」
カワ「俺には”夢”があるッ!夢を叶える為ならば俺はどんな危険な場所だって攻略してやる。それが“オールスター魂”だ!」
グラウ「夢?オールスター魂?オイオイ、こいつ何言ってるんだ!頭のネジぶっ飛んでるぜ!夢なんて掲げるだけ無駄だ!なぁお前ら!」
グループの仲間たち「ワハハハ!」
カワ「こいつ俺の夢をバカにしやがった!ぶん殴ってやる!」
イル「ちょっ… やめなってカワイソス!ここでの暴力行為は禁止されてるんだよ。」
カワ「でも殴んないと気が済まねッ!」
兵「2人とも喧嘩はやめるッス!」
トイレに行っていたボム兵が、今帰ってきたようだ。カワイソスとグラウミスの喧嘩を仲裁しようとする。
兵「何があったかはよく分からないッスけど… とにかく揉め事はやめるッス!」
グラウ「あぁん?なんだこのチビは… ん?ちょっと待て」
グラウミスはボム兵を見て、なにかに気づいた。それはボム兵の被っている「ケツキングの帽子」だ。彼は少しの間黙った。もしかして彼は…
グラウ「おいそこのチビ… なんで“その帽子“を被ってるんだ…?」
兵「これッスか?カワイソスさんの家のクローゼットにあって、オイラが被ったらこの帽子が突然ひかり出して… この帽子の主が認めてくれたッス。名前は…」
グラウ「…ケツキングの帽子 だろ?」
兵「そうそれッス!ケツキングの帽子ッス!」
イル「ちょっと待てグラウミス、なんでお前が“ケツテカの秘宝”について知ってるんだ?」
グラウ「俺は大金を得るため”ケツテカの秘宝”を求めて世界を駆け回った。だが一つも見つからなかったんだ。次第に希望は薄れ、俺はその夢を諦めたんだ。」
グラウ(だが… 今ここで、本物の”ケツテカの秘宝”をこの目で、間近で見た。もしかしたらこの新入りのへなちょこ、只者じゃないかもしれねェ…)
グラウミスは、大金を得てゴージャスな生活を過ごすという夢を持ち、伝説のケツテカの秘宝を求めカウストライカーの仲間達と世界を旅した。だが、どんなに旅してもケツテカの秘宝を見つけることができず、時間が流れるうちに親分の夢についていけなくなったカウストライカーのメンバーが抜けていき、30人ほどいたカウストライカーは、今では4人となっている。現在のカウストライカーはダンジョンで宝を漁り、それを売って生計を立てている。過去の栄光は、もう消え去ったのだ。
今、ボム兵の被っている「ケツキングの帽子」をこの目で見たグラウミスは、「ケツテカの秘宝は実在する」という事を知り、昔見ていた「夢」に火がついた… 今の俺にはもうそんな力はないが、こいつらなら…
グラウミスは「こいつらがケツテカの秘宝を全て集める所を見たい」という新たな夢が生まれた。
兵「…どうしたッスか? 突然黙って…」
グラウ「そこのへなちょことチビ… お前らは”ケツテカの秘宝”のためにトレジャーハンターを始めたのか…?」
カワ「もちろんだ!俺はケツテカの秘宝を4つ集めて俺の夢を叶える!そのためにトレジャーハンターになった。ボム兵も、イルシャンもそうだ!」
兵「オイラはこの先何があっても、カワイソスさんとイルシャンさんについて行くッス!」
グラウ「そうか… ケツテカの秘宝の事なら、俺は知ってるぞ。」
イル「ほんとか!?」
カワ「まじかよ!教えてくれ!」
グラウ「ここじゃあダメだ。場所を変えるぞ。ここには人が多すぎるからな…」
グラウは少しの沈黙の後、あのテンションに戻った。
グラウ「よぉーしイルシャン!今日は俺が奢ってやるから寿司行こうぜ!な!」
イル「わっ!グラウミス、いきなり大声出すな!あと引っ張っていくなよ!」
カワ「え!?寿司奢ってくれんの!?太っ腹〜!」
グラウ「はぁ?へなちょことチビには払ってもらうからな!これは”情報料”だからな!ガッハッハッ!」
カワ「ふざけんじゃねぇよお前!やっぱクズだ!」
兵「オイラもッスか…?」
このうるさいヤツ、どんなケツテカの秘宝の情報を知ってるのか…!?
つづく
おまけ
グラウミスはフライドポテトが好きです。

