タスケット文明の「タスケタ遺跡」を発見したカワイ御一行は、入口の門を開け、いよいよタスケット文明の領域へと足を踏み入れる…
門を開けた先には、何も見えない真っ暗な空間。恐る恐る足を踏み入れると突然、松明が連続と火を灯した。
兵「うわっ!?なんスか!?突然火がついたッス!」
イル「恐らく入ってきたのを感知して自動的に明かりがつく仕組みなんだろう。タスケット文明はこんな技術力を持っていたとは… 罠に警戒して進むぞ。」
火が灯され、その先が少し見えてきた。どうやら石のレンガで出来た通路のようだ… 3人は進む。イルシャンは特に地面や壁、天井に警戒して進んでいる。
カワ」「すんげぇ警戒してんなイルシャン… そこまで警戒しなくていいんじゃないか?」
イル「何を言っている。ここの技術力はすごいと見た。そして冒険家格言その4『こういうレンガで出来た場所はたいてい罠が隠されてる!』だ。足元が作動のスイッチになってたりレンガの隙間から矢が飛びててきたりするんだぞ?」
カワ「確かにゲームで見たことあるな… わかった、慎重に行くぞ。」
3人はこの先で何を見るのか!?
特にトラップとかはなく、5分くらい歩くと分かれ道のようなものを発見した。右か左か、どちらへいくか迷っていた所…
カワ「分かれ道か… どっち行く?」
イル「こういう時は右へ行くのが僕のやり方だ。僕は右を推奨するよ。」
兵「でもオイラの感は左って言ってるッス。こっちお宝がありそうな感じするッス!」
カワ「うーーーーーーん どっちにいこう?」
カワイソスが悩みながら足を休めるために壁にもたれると、レンガ1ブロック分が凹み、カチッと音がした。
カワ「あ なんかやっちまったかも。」
イル「ちょっ!? 罠を作動させちゃったのか!?」
遺跡内が揺れる。
イル「上だッ!」
イルシャンが咄嗟にどんな罠か気づき、上から瓦礫がゴロゴロと落ちてきた。3人は反射的に回避し何とが逃れることに成功したが、避けた方向が違いイルシャンは右へ、カワイソスとボム兵は左に分断されてしまった。

カワ「おい!イルシャン!大丈夫か!?」
イル「…ああ!なんとか避けたよ!」
瓦礫越しに会話に安否確認とこれからの行動を話す。
カワ「…悪ィ!どっちに行くか迷っててめっちゃ油断してた…」
イル「初心者冒険家によくある事だから問題はない。肝心なのはこれからどうするかだ。」
兵「分断されてしまったッスね… この先で合流できるといいッスけど…」
イル「構造上この先にも通路があってそこで合流できると思うよ。僕の方は一人で大丈夫だから心配しなくていいよ。」
カワ「ほんとに一人で大丈夫か?俺がいなくてサミシーだろ?」
イル「余計なお世話だ!…僕よりも自分自身の方を心配した方がいいよ?」
カワ「はいはい行きますよーだ。また後で会おう!」
兵「ご武運をッス〜!」
カワイとボム兵は先に左の通路を進む。
イル「…一人…か。 今までも一人でこういう所を冒険してきたな… カワイソスみたいなうるさい奴は好きにはなれないが、いないとそれはそれで寂しいな…」
イルシャンは一人で冒険していた時のことを思い出す。静かで、単調で、ただ自分のある目的の為に駆け回っていた時の事を。
イル「…せっかくここまで来たんだ。何としてもやり遂げてみせる。」
イルシャンは決意し、右の通路へと進む。

左の道、カワイとボム兵は猪突猛進で突き進むとなにやら部屋のようなものを発見する。
カワ「なんかこっちにあるぞ!行ってみようぜ」
兵「でもイルシャンとの合流が第一ッスよ?ここで立ち止まってたら遅れちゃうッス。」
カワ「大丈夫!急げば間に合う!」
兵「本当に大丈夫ッスか…?」
カワ「言ってみれば何かしら発見はある!思い立ったが吉日!俺の好きなことわざだぜ!」
といい、部屋へ入る。
部屋は少し広く、石で出来た大きめなテーブルや椅子がいくつか配置されてあった。食堂のようなもの場所だった。2人は興味が湧き、探索することに。
タスケット文明のタスケタ遺跡には貴族やその従者、多く税を収める者のみが住む事が可能であり。そこで暮らしていた物はよくここで「ジンロウ」という遊戯をこの食堂で行っていたらしい。そのジンロウというゲームは他の文明の「デスバトル」という遊戯を衰退させるほど人気になり、一時期はこの遊戯を広めた部族としてタスケット文明は天下を取っていた。
デスバトルと違い残された関連書籍が少ない為具体的な遊び方は不明である…
カワ「ここの人達はここで飯食ってたのかなぁ?ここの飯ってどんなのなんだろ、川の近くだから魚か?」
兵「こっちは調理場… いや倉庫ッスか?ちょっと言ってみるッス。」
ボム兵が一人で食堂奥を探索する。木箱などが多数置かれており、THE・倉庫って言った感じだ。
兵「暗くて不気味ッス… そしてなんか臭いッス… やっぱりここに食料を保管してたに違いないッスね。」
「ガサッ」
兵「!?!?なんスか!?」
突如、倉庫で音が響く。
兵「もしかして… なんかいるッスか!?」
ボム兵がおそるおそる音のした方へゆくと…
奴は、居た。
そこには、全てを食い荒らすような化け物のような存在が住み着いていた。目は赤く、体は緑色に変色した箇所があり、まるでゾンビのよう。
バケモン「オウ… オウ… オウ…」
兵「………ばばばばばばばばばばばバケモノッス〜!!!!!」
ボム兵は慌てて倉庫から飛び出し、カワイソスの元に駆けつけて飛び込む。
兵「カワイソス!!!!助けてッス!」
カワ「ボム兵!何があった!?」
兵「あああああそこに!」
カワ「あそこ…?あそこになんかいるのか!?」
ボム兵が倉庫の方を指さすと(指はないけど)バケモンが倉庫から出てきた。
バケモン「オウ… オウ…」
カワ「なんだアイツ!? あの見た目… オットセイか?」
兵「なんでこんなところにオットセイが住み着いてるッスか!?絶対おかしいっス!」
カワ「何故かはよくわからないけど敵対してそうだな… いっちょシバいてやる!いでよ!カワイソード!」
カワイソスはよく使う剣を取り出し、オットセイに突撃し切る。
バケモン「オーヴッ!」
バケモノはカワイソードの一撃で真っ二つになった。
カワ「なんだ、全然弱いじゃねぇか!よし!探索も終わったとこだし、そろそろ先へ進むか!」
兵「…カワイソス ア、アレ…」
カワ「ん?なんだ?」
カワイソスが後ろを振り返ると、真っ二つになったオットセイの体が再生し、元に戻った。
オットセイ「オウ… オウ!」
カワ「こいつ… 再生能力持ってんのかよ!?」
兵「やばいッス…」
カワ「だが大丈夫!ボム兵、俺にはこんなどうしようもない時の為の秘策がある!」
兵「何かあるっスか!?不死身の敵を倒せる方法が!?」
カワ「倒すなんて事はしなくても解決できる!その方法は…」
カワ「逃げろーッ!!!!!!!」
兵「逃げるッスか〜!?!?」
オットセイ「オウオウ!!!」
一方その頃、イルシャンも右の道へと進んでいると部屋のようなものを見つける。構造が対称なっているようだ。
イル「部屋?少し覗いてみるか… ここは…図書館?」
イルシャンが部屋に入ってみると、こっち側は図書館のような構造になっていた。木造の本棚があちらこちらに置かれてあり、そこに昔の書籍や紙の資料が色々置かれてあった。
イル「古代の文明には紙に文字を書くだけじゃなく、紙をまとめて動物の皮を加工した物で束ねて本のようなものを作る技術があったとは…恐れ入ったな…」
イルシャンはさらに図書館を調べる。過去にここを探索したいくつかの人はほとんどお宝目当てだったせいか、お宝だと思われない書籍は回収されずに放置されてい。
だが、考古学をかじってるイルシャンにとってはこのような「情報」は重要なお宝なのである。ここの有用な書籍を回収し、考古学の未来の為に博物館に寄贈しようと考えていた。
イル「この書籍は研究レポートのようなものか?なになに…?“生物研究:永遠の肉体計画”各地で捕まえた生物を肉体が再生し、永遠の命をもつ存在へと改造する… うわぁ…なかなか非人道的な事をしているんだな…」
なんて恐ろしい研究レポートだ。しかもこんな研究ができるタスケット文明の力は恐ろしい。
イル「そしてこれは… 物語か?古代人もこういう娯楽を好むんだな…」
イルシャンが2つ目に手に取った本は「タスケタイン外伝」という物語シリーズの小説。著者は帝王タスケ・タインの従者で、帝王の武勇伝を元にした大冒険ストーリーのようだ。
イル(…なかなかユニークな内容の書籍だな。これは是非博物館に寄贈したいところだ。 …ん?)
イルシャンはタスケタイン外伝のすぐ隣に置かれていた。埃被った青いボールに目を向ける。
イル(スイカ玉くらいのサイズで柔らかい… 新手の宝玉なのか?)
ひとまずイルシャンはカワイソスとの合流を最優先し、一部の有用そうな書籍と青いボールを持ち、図書館を立ち去る。
角を曲がり、続く道を歩いていると奥から騒がしい声が聞こえる。あのうるせぇ声が。
イル「…カワイソス達か!やはり繋がっている構造になっていたんだな」
イル「なんかあいつら、やけにうるさくないか…?走ってるような音がするし…」
カワ「あっ!イルシャンが居るじゃん!」
兵「ダジャレ言ってる場合ッスか!?やばいッス!逃げるッス!」
イル「カワイソス!無事だったの…」
オットセイ「オウオウオウオウオウオウオウオウオウオウオウオウ」
イル「ちょっ!?何か追いかけられてるじゃないか!?」
カワ「イルシャン逃げるぞ!こいつはやばい!切っても再生するし死なねぇ!俺みたいに不死身だこいつ!」
オットセイ「オウオウオウオウオウオウ!!」
イル「不死身…?まさか、また厄介事を… そっちに次へ進むルートがある!こっちは入口が瓦礫で塞がれてるから奥に進みながら逃げるぞ!」
カワイソスボム兵とイルシャンは合流し、オットセイから逃げる!
3人は全速力で追ってくる不死身のオットセイから逃げ出す!
兵「オイラ足が痛いッス…!」
カワ「なんでこんなところにオットセイがいるんだよ!絶対ここ生息区域じゃないだろ!」
イル「あのオットセイは捕まえられて実験を受けて富士見になった被検体なんだ!さっきその研究資料を見つけてきた。」
兵「そんなことするなんてここの人は酷いッス!1発ぶちのめしたいっッス!」
カワ「ムカつく文明だぜ… ところでイルシャン、そのボールはなんだ?」
イル「これか?さっき見つけたんだ。なかなかよく分からない球体で… あっ!」
抱えていたボールがイルシャンの手から滑り落ちた。そしてボールはオットセイの元に転がる。すると
オットセイ「オウ?オウオーウ!」
オットセイはボールを抱き、何故か遊び始めた。まるでそのボールと久々に再会したような喜びを見せるようにボールと戯れる。
イル「なんか… 夢中になってる?」
カワ「もしかしてあれ、あのオットセイのおもちゃだったんじゃないか?」
兵「ラッキーッス!今のうちに逃げるッスよ!」
イル&カワ「ああ!」
3人は逃走に成功し、次のエリアへと進む…
進んでいくと徐々に暗くなり、不気味さが増していく。3人は広い場所へとたどり着く。階段があり、2階へと続いている。
カワ「ここは広いな〜」
イル「恐らくここがタスケタ遺跡の中央部だろうね。そしてあの2階、僕の経験からするとあの奥に玉座の間があると思うよ?」
カワ「王様の椅子があるところか?」
イル「そうだ。そして恐らく… そこに珍山の槍が封印れてるに違いない。」
イルシャンの長年の経験から言うに、次の目的地はあの玉座の間だ。そこにケツテカの秘宝「珍山の槍」が眠っていると言う…
イル「ここに封印しに来た調査隊は、多分タスケタインの呪いやらなんちゃらを沈めるために槍を玉座にぶっ刺してたりするんじゃないかな?」
カワ「なるほどな…よし!行こう!」
兵「ちょっと待ってくださいッス!これはなんスか?」
ボム兵が発見した物は、階段付近に置かれている石でできた剣闘士の石像だった。まるで数多の人間の命を奪ったような、恐ろしい雰囲気が漂う像であった。
兵「なんだか不気味ッス…」
イル「すごく細かく作られた像だ… 今にも動き出しそう。」
カワ「かっけーなぁ!これ動くんじゃねぇのか?」
カワイソスは石像を揺らしてみる。
イル「おい、壊れたらどうするんだ。歴史の遺物を乱暴に扱うな。」
カワ「ん? なんだこれ?ケツから紐みたいなのが垂れてる… それっ!」
と、カワイソスは石像の尻部分にあった紐を引っ張り、抜き取った。
イル「なんで紐が…?」
(ガタッ
一瞬、石像が動いたような気がした。
兵「今なんかビクッと動かなかったッスか!?」
イル「縁起でもない事言うなよ。こんな遺物が動くわけないだろ?」
カワ「うーん… それもそうか。よし!玉座の間行こう…」
3人は石像なんか気にせず次へと進む…
…いや、気のせいなんかじゃない。ガサガサと石が擦れる音が響き、後ろを振り返った時石像は命を宿したかの如く動き始めた。ただ動いただけじゃない。見えない殺気が溢れ出てくるのをカワイは感じた。
???「…我を呼び覚ました者は誰だ」
兵「ややややややっぱ動いたッス!!!!」
イル「ありえない!ここはタスケット文明の遺跡だぞ!?ロボットは当時のタスケット文明じゃ作れないはずだ!」
カワ「いや、ロボットなんかじゃない。何となく感じるんだ… この石像に魂が宿ったんだッ!」
コジン「我の名は制圧大臣”コジンジョー・ホー”… 眠りから覚めた… 「緊急殲滅プロトコル」発動を確認… 」
カワ「緊急殲滅プロトコルって… もしかしてこの紐を抜いたから!?」
イル「だからあれほど触るなといったんだ!」
カワ「まるでガチャガチャの音が鳴るおもちゃについてる引っ張ったら電源ONになるやつじゃねぇかよ!?」
コジン「侵入者2名とボール1体、帝王タスケ・タイン様の加護のもと、排除を開始する。」
兵「どどどどうするッスか…!?」
カワ「もう逃げる選択肢はない… 戦うぞ!」
イル「戦うって… どうやって相手するんだ!?」
カワ「チッチッチー こんな時のために俺には色んな道具がある!やってやるぜ!!!」
コジン「我がコジンジョーの前にひれ伏すがいい!!!」
数万年越しに目覚めた魂の石像「制圧大臣:コジンジョー・ホー」VSカワイオールスターズ!この戦い、乗り切れるか!?
