【記録】ウォータークーラーセミタイタン討伐作戦[part final]

フィクション

[part1/3]

【記録】ウォータークーラーセミタイタン討伐作戦 [part 1/3]
戦場は都心部。数刻前までは栄えていた都市。しかし現在は…かのセミタイタンにより、戦火に包まれていた。「1秒でも良いから時間を稼げ!!市民を避難させろ!!」「"あれ"の到着まで耐えるんだ!!」 軍隊の者共は言う。銃撃が鳴り響き続ける。水の音が...

[part1.5/3]

【記録…?】ウォータークーラーセミタイタン討伐作戦[part1.5/3](おまけパート)
(これはおまけパート的なやつです。この後のパートに関わるかは気分で決めます。)都心部にて始まろうとしているウォータークーラー同士の決闘。その裏にて。また別の存在が動いていた。その場所には何も無い。何も無い…と言うより、虚無だ。それはヴォイド...

[part2/3]

【記録】ウォータークーラーセミタイタン討伐作戦[part2/3]
都市に轟音が鳴り響く。水の音も鳴り響く。しかしそれは…水とは言えないような音。一体の新品のような人型ウォータークーラーが建物が壁に打ち付けられる。人造ラージウォータークーラー、である。すぐさま立ち上がりながら、所持するウォータークーラーブレ...

戦火が燃え上がる。

戦いが始まってからどのくらい経ったのだろうか。

短いような長いような…

しかしそんな戦いも

段々と終幕に近づいていた。

ウォータークーラーセミタイタンの[WCL-128]は言う。

『片腕を失ったのは惜しかろう…』
『動きに焦りが見える。』
『それに遠距離…お前のお得意である目眩ましもできないと来た。』

人造ラージウォータークーラーの[LWCL-414]は言う。

「そちらこそ焦りがあるのでは?」
「先ほどよりも動きが鈍くなってきてるように見えるがな!」

そう言い、414はウォータークーラーブレードで斬りかかる。

『無駄なこと。』

128は左腕のシールドで防ぐ。
…が、戦いにより蓄積されたダメージによりシールドに亀裂が入り…

割れた。

『なるほど…面白いじゃないか!!』
『そう!これを待ち望んていた!』

「急に大きな声を荒らげて何だ?」
「悪あがきとでも?よせ、貴様が倒れるのが遅れるたけだ!」
再び斬りかかる。
しかし…

そこに128の姿は無かった。

「…は?」

『だが…足りないな。』

後方から声がした。
414は即座に振り返り蹴りかかるが…
またしても消える。

『もう少し期待していたのだが…』
『正直、残念だ。』

「黙れ!!」

414は再び振り返り、殴りかかる。
またしても消える。

『さて…』
『そろそろ終わりとしよう。』

❴L O C K I N❵

瞬時に空気が変わる。
128の青いリングが赤に染まる。
そして再び姿を消す。

「何処へ…」

言いかけた時、鎌が刺さる。
そして地に叩きつける。

『飽きてきたなぁ?』
『お前がこうやって私と戦っている間、私が常に余裕を崩したことはなかったぞ?』

そう言いながら、何度も大きな腕で殴り、
鎌で斬りつける。

「グッ…」

もう既に414はボロボロの状態。
両足が破壊され、右腕と胴と頭のみ。

右腕に持つ折れかけのブレードを414は128に突き刺す。
頭を狙った。
しかしそれは胸部に突き刺さり、そのまま折れた。

『…良い挑戦だった。』

128は刺さった刃をちらと見た後、414の右腕を鎌で切断した。
その後、414を持ち上げ…

頭部を切断した。
414の機能が停止する音が聞こえる。

『所詮人造…こんなものなのだよ。』
『さて…』

いよいよ終わり。
…に思われた…

黒霧が突然出現する。
黒霧の中には雷も鳴っている。

『…何者?』

そして突然、128の後方にも同様に黒霧が浮遊した状態で現れ、
そこから腕に大剣が取り付けられたものが出現し、128の左腕を切断した。

『は…!?』

[貴 様 の 命 は こ こ で 終 わ る …]

黒煙の中に巨大な輝くスクリーンが現る。
128は焦りを感じていた。

『奴を倒した後にこれを相手するのは流石にまずい…』

『…捨てたくはなかったが…』

128はその巨大な存在に鎌を投げつけた。

『二度とその面を私に見せるでない!!』

そう言い、飛び去った。

[こ っ ち に 来 い ! ! !]

その存在は背部装備の大型推進リングを回転させ、その巨体を浮かせ、
128を追跡し撃破するため飛び去った。

街。
今、そこにあるのは…

414の残骸に、燃え盛る炎。
そしてビル群のみとなった。

※これはフィクションです。

終わりです。

もしかしたら続くかもしれません。

別のシリーズとしてね。

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