「カワイ冒険記M」 #9 秘密の情報

物語系

酒場で出会った男「グラウミス」は「ケツテカの秘宝」の情報を知っているらしい… 他の誰かに聞かれないようにブレイバーモールを離れ、寿司屋に行くことに…

グラウ「ついたぜ ここ美味いんだよなぁ〜」

カワ「ここは… “スロー”じゃねぇか。」

グラウミスが案内したのは寿司屋チェーン店「スロー」であった。グラウミスがカワイ達3人を案内し、席を予約して席に着く。店内は落ち着いていて、客もそれなりにいる。だがさすがに他のトレジャーハンターはいないだろう。

グラウ「よし… 大丈夫そうだな… まぁ食べながら話そうや。」

イル「でも… なんで寿司屋なんだ? 別に秘密を話すならそこら辺の人通りの少ない路地とかでも良かっただろ?」

グラウ」「ばっかいえ!俺は寿司が大好きなんだぜ!イルシャンにもこの美味しさを分け合うために奢ってやる!あ、へなちょことチビは自腹で頼むぜ。」

イル「…デートって言いたいのか?」

カワ「ちぇ〜 ケチ」

兵「ケチ〜 ッス」

4人はそれぞれ食べ物を注文した。トロとかサーモンとか… 品が来る間、カワイとボム兵はグラウミスがどのようなトレジャーハンター功績を挙げてきたか聞いてみた。グラウミスは自慢げに色々話す。仲間と共に数多の洞窟を渡り歩いてきた事、集めたお宝の事をめっちゃ話し出す。「ケツテカの秘宝」は手に入れることは出来なかったが、それ以外はパーフェクト、ムカつく奴だけど実力は確かなようだ。

しばらくすると注文した品が届いた。4人で食べながら本題の「ケツテカの秘宝」について話す事にした。

本家だけど

グラウ「…そろそろ本題だ。ケツテカの秘宝の事について教えてやろう。」

兵「教えてくださいッス!」

グラウ「俺が知ってるケツテカの秘宝は“珍山の槍”だ。」

カワ「槍か!なんか強そうだなぁ〜」

イル「珍山の槍… 古代ケツテカ文明で起きた侵略してきた別の文明との戦争”タスケン戦争”を終結させた英雄ヤリ・チンサンが戦争で自身の文明を守るために使用したという伝説がある槍だ。」

古代ケツテカ文明のある時期、ケツテカとは違い、遠方から各国の物資を奪い、成り上がって行った川の近くに都を築く「タスケット文明」というものがあった。タスケット文明の帝王「タスケ・タイン」は色々な場所から仲間を集め自らの部族にし、絶対的な王様として「王・王・王」というあだ名も持って君臨していた。調査隊によって発見された遺物によると「近くに川ある?」と言い川の調査をさせたり、「波浪・キュン急」とタスケ・タインが呪文を放つと、川の流れが変わり、他の文明を襲ったりしたという記録がある。

そんな野心に溢れた帝王タスケ・タインはいつしかケツテカ文明に目をつけた。仲間を引き連れ、ケツテカ文明の全てを奪おうとしようとし、タスケット戦争が始まった。しかしケツテカ文明の技術力は常識を超えており、タスケ・タインの力を持ってしても侵略は困難であった。さらにタスケット文明に裏切り者が居て、タスケ・タインの悪行に耐えきれなくなり、ケツテカ文明に単独でやってきて「間もなく侵攻が始まる。私はあの帝王の悪行を許せない… どうかケツテカ文明に力を貸す事を許してください。」とケツキングに謁見し、裏切り者はタスケ・タインと対決した。そしてその手に授かりし「珍山の槍」で、倒せないと思っていた帝王をBANし、戦争を終結させた。

その裏切り者の名は「”英雄”ヤリ・チンサン」珍山の槍はダイヤモンドをも貫く。この槍に貫けぬもの無し

イル「っていう伝説があるんだ…」

カワ「へぇ〜 その槍ってすげぇな… まさしく”英雄”って感じだ!」

兵「かっこいいッス… 」

グラウ「すごいだろ、そしてその槍は、俺が持っている情報によると… 実は珍山の槍は数年前に他の発掘調査隊が持ち出しているんだ。」

カワ「えっ!? それじゃあ探さなくてもその発掘調査隊と交渉してもらっておけばいいじゃん!簡単だな!」

グラウ「いや… そうはいかないぜ。」

兵「なんでッスか?」

グラウ「この槍は呪われているんだ、そのタスケット文明で数多の人を手にかけていて、おそらく怨念が宿っているんだ。数年前、珍山の槍を手に取った発掘調査隊がまるで取り憑かれた用に暴れだして、 …ある事件を引き起こしたんだ。」

カワ「ある事件…? それって… どんな事件だ?」

グラウ「…悪いが それはここでは言えねェ。俺が言えるのは”珍山の槍”が今どこにあるかだけだ。」

カワ「そっか… なんか悪かったな。ならその在処を教えてくれ!」

グラウ「いいぜ、その事件を起こした後、生き残った発掘調査隊はこの槍が呪われてると断定し、“タマゴーア山”に隠したらしいんだ。詳しい位置は分からないが、痕跡的にここがいちばん濃厚だ。」

兵「タマゴーア山…」

タマゴーア山は、ブレイバーモールからそこそこ離れた場所にある。丸みを帯びた山がそこそこあり、それが「タマゴ」に似てる事からこの名前がつけられたようだ。

山の近くに川があり、かつてここには「タスケット文明」の植民地があったようだ。いくつかその痕跡も残されている。

イル「タマゴーア山」

カワ「おいイルシャン、なんかさっきから元気ねぇな… 体調でも悪いのか?」

イル「いや、問題は無いよ、少し考え事をしてただけさ…」

カワ「あんま無理すんなよ!俺とボム兵がついてるからな!」

イル「ありがとう… もう大丈夫だ。」

4人は寿司を食べた。そして会計ボタンを押す時…

カワ「ふぅ!腹いっぱいだ!」

グラウ「いっぱい食ったか?ということでへなちょこ!チビ!情報量を払ってもらおう。これはトレジャーハンターの掟だからな。2人で2000円だな!ガッハッハ!」

カワ「おいちょっと待てよ!俺これから食事代も払うんだろ!?さらに金巻き上げるつもりか!?」

兵「ひどいッス!オイラあんまお金持ってないッスよ!」

グラウ「なーに、食事代と情報代は一緒にしてある。食事代を払ってくれればいいんだ。」

カワ「えっ…?」

カワイソスはふと、モニターに表示されている合計金額を見る。4000円… グラウミスとイルシャンを除けば 2人で2000円…

グラウ「ほらなにボサっとしてるんだ?」

カワ「…まいっか」

こいつ、見た目悪そうだけど意外と悪いヤツじゃないのかも…

おまけ『旅の青空』

寿司屋「スロー」を出たカワイ御一行は、珍山の槍があると噂されている「タマゴーア山」へと向かう準備をしにブレイバーモールへと徒歩で戻る。だがしかし…

カワ「…ん? ん!?」

イル「どうした?カワイソス、慌てているようだが…」

カワ「…ない ない!」

カワ『俺のバッグがねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

兵「ちょっ、バッグ置いてきたッスか!?」

カワ「やべぇ金盗まれる!取りに行ってくる!ここで待ってろ!」

兵「待ってくださいッス〜!」

といい、カワイソスはスローへダッシュで戻って行った。

イル「カワイッ! はぁ…」

グラウ「あのへなちょこ… 俺ほどではないがだいぶ騒がしい奴だな。」

取り残された2人

グラウ「なぁイルシャン… さっきは悪かったな。」

イル「…別に君が謝る必要はないよ。」

グラウ「…絶対に、珍山の槍を見つけてこいよ。」

イル「あぁ… 絶対に僕の夢を叶えてみせる。カワイソスもいつか、知る時が来るのかな?」

グラウ「だろうな。でもあいつは絶対イルシャンの味方になってくれる。あいつは悪いヤツではなさそうだから安心しろ!俺の感がそう言っている!」

イル「君の感、信用しちゃ行けないやつないんだよ…」

しばらくすると、カワイソスとボム兵が置いてきたバッグを持ってきて帰ってきた。息切れがすごいので、爆速で走ってきたんだろう。そうして4人は、ブレイバーモールへ戻るため歩いていく。

次の目的地は「タマゴーア山」! ここではどんな物が待ち受けているのか!?そしてカワイソスとイルシャンはケツテカの秘宝「珍山の槍」を手に入れることができるか!?

つづく

タイトルとURLをコピーしました